『魔王』 伊坂幸太郎
政治、憲法論議、ファシズム…
テーマは重く、全編に渡り滲み出てくるような怖ろしさを感じた。
私の苦手とするタイプの怖さなのに、引き込まれてしまう。
深夜のバー。小学校のクラス会の三次会で、40歳になる男女5人が、
クラス会に間に合わなかった友人『田村』を待つ…
「本の雑誌」等、各媒体で話題になっていたらしく、
本屋で平積みされているのをたびたび見かけた。
…私はあまり好きではありませんでしたが。
見てはいないけれど、少し前に主演:国分太一で映画化されている。
二つ目の噺家が自分の意思とは関係無く、
様々な悩みを抱えた人達に落語を教えるハメになるストーリー。
やはり佐藤多佳子の本はいい。とにかく後味がいい。
原作が良かったので、映画を見るのはやめておくことにしました(^^)
落語を聞きに行ったことは一度しかないけれど、
改めて寄席に行ってみたくなった。
夫も興味があるらしいけれど、上方落語がいいんだって。
NHKの朝ドラ『ちりとてちん』の影響で(笑)
クレオパトラ、シェークスピア、聖徳太子、アンデルセン、ガウディ…
歴史上の人物や物語の登場人物に、
『事前にお迎えする方の情報を収集した上で、毎回ただ一人のお客さまのために
お好みに合わせた料理をご用意する』というコンセプトの本。
NHKの『今日の料理』のテキストで連載されていたらしい。
毎回、それぞれの時代や土地に存在していたと思われるものの中から食材を選び、
著者が考案創造した料理が並ぶ。
写真に納めるためだけの料理ではなく、
きちんとレシピまで掲載されているところがすばらしい!
挿絵、料理のスタイリング、テーブルセッティングもとても良くて、
色使いや食器の選び方も、『センスだよねぇ…』と改めて感じる。
料理に興味がある方は当然楽しめるはずですが、それだけではなく、
それぞれの人物をもっと知りたくなるから不思議。
私は生物学者で民俗学者の南方熊楠の伝記を買いました(^^)
過去に本屋大賞も取っているし、
「良いよ~」と聞いてはいたんだけれど、
舞台が高校の陸上部ということで、
運動音痴、超インドア派の私としては、イマイチ読む気にならなかった。
主人公の心の動きも、
文章で書かれた“走る”ことも、
熱くて爽やかで一気に読めた。
苦手としていた体育会系も、
悪くないんじゃないって思っちゃうくらいね^^
少し前にドラマ化されたみたいだけど見てない。
映像化されたのを見てがっかりしたくないからなぁ。
陸上部の顧問の三輪先生はウッチャンが演じたらしいけど、
私の中では、大泉洋だね!
ものすごく後味の良い本。
お勧め。
動物好きの子供にはありがちだけど、
『将来は獣医さんになるか動物王国で働く!』
と言っていた時期が当然私にもあった^^
けど、ムツゴロウさんの本って一度も読んだことがなかったな。
ほら、撮った映画とかがいまいちだから、
本も同じかなって思ったりして…
イヤイヤかなりおもしろかった。
旅行記として読んでも十分楽しいけれど、
国内や世界の動・植物保護に関する話がとても興味深い。
いろいろ考えさせられました。
当然だけど知らないことってすご~く多い。
改めてムツゴロウさんは、
『ただの動物好きのおじさん』ではないんだなと思った
やはりタダモノでは無い。いろんな意味で^^;
全シリーズ借りたので、引き続き『しゃばけシリーズ第3段』。
短編が5本ほど収録されているけど、
「おもしろい」「おもしろくない」の差が激しい。
書き下ろし作品の方が良い感じ。
『しゃばけ』がドラマ化されたので少し見たけど…
う~ん…という感じ。
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